徒然な日々に

その日の個人的出来事や、見たニュース、記事から思った事、感じた事を徒然と…
03月20日(月)

過去の教訓が生かされていない?忖度し、なかったことにしようとした?統率できていない?全部自分のことじゃないか 

18日付の朝日新聞の記事から

(天声人語)情報を軽んじる組織
2017年3月18日05時00分
 太平洋戦争中の1944年、台湾沖航空戦と呼ばれる戦闘が起きた。鹿児島の前線基地で、米軍艦船を沈めたとする戦果が次々と黒板に書かれていった。「撃沈」「轟沈(ごうちん)」。生還したパイロットたちの報告に疑問を持ったのが情報参謀の堀栄三だった

▼「どうして撃沈だとわかったか?」。根拠を問い詰めると、あいまいな答えばかりが返ってくる。「この成果は信用出来ない」と大本営に電報を打ったと『大本営参謀の情報戦記』で述べている

▼しかし堀の電報は重視されなかったようだ。国民には華々しい戦果が発表され、米軍が受けた損害を過大に見積もった上での作戦が組み立てられた。好ましい情報は誇張し、都合の悪い情報は軽んじる。そんな姿勢は、あまりに多くの日本兵の死をもたらした

▼旧日本軍と同列には語れないが、過去の教訓が生かされていないのではと心配になる。南スーダンでの陸上自衛隊の活動を記した日報の扱いである。存在するのに「廃棄した」として情報公開の求めを拒み、データの削除までしていた疑いが明るみに出た

▼「宿営地5、6時方向で激しい銃撃戦」などと書かれた日報である。自衛隊派遣を続けるのに支障になると誰かが忖度(そんたく)し、なかったことにしようとしたか。目先の都合を優先し事実や報告をないがしろにする体質が透けて見えないか

▼何も知らされていないと言う稲田朋美防衛相が、組織を統率できていないことは明らかだ。そのもとで、事実はどこまで解明できるのだろう。

 台湾沖航空戦…過大な戦果報告と裏腹に、僅少の戦果と数多の航空機及び搭乗員を喪失した日本海軍の失敗です。

 そもそも、同作戦は来襲するであろう敵空母部隊を質でも数でも劣る航空機による攻撃で叩くと言う最初から成功の望みなんぞ検討するまでもない、呆れた作戦でした。

 しかも、序盤戦の段階で投入したのは陸軍と海軍の中型爆撃機のみ

 この攻撃では総計84機による薄暮攻撃でしたが、ろくな戦果も上げられず逆に54機が撃墜され、出撃機の2/3を喪失する壊滅を受けながら、生還機の報告で空母4隻を撃沈としました。

 翌日の攻撃ではまたも中型爆撃機のみ28機を出撃させ、18機撃墜とまたも壊滅と言える被害を逆に被りながら、空母3隻を撃沈としており、そもそも艦載に比べて小さく、威力も通常魚雷で炸薬量も少ない為に一発や二発ではまず沈むわけの無いアメリカの空母を3隻もたった30機にも満たない数で、どうやって沈めたのかと簡単に分るはずなんですがね…

 例えば護衛空母ですら、魚雷一発で沈めたのは伊175の雷撃が弾火薬庫に直撃して誘爆させた一件だけで、他は特攻機の突入によってやはり燃料満載の艦載機や弾薬への誘爆という副次効果が重なってのものばかりで、ドイツのUボートU549による撃沈時は3発を要しています。

 まして獲物がエセックス級だった場合、アレの防御力って何気に巡洋艦以上(舷側装甲は最大100mm以上あり、機関室まで四層構造となっていて片舷3発の被雷に耐え、船底も三層、甲板も63mmと扶桑級とほぼ同じ装甲厚で、1000ポンド爆弾や巡洋艦の15.5cm砲に耐えられる事を前提にしている)なんで、たった28機、それも2/3が撃墜されるような状況では残りの機が複数目標に分散して攻撃しながら誘爆するようなクリーンヒットを繰り返したか、各機の攻撃が応急修理も間に合わぬ箇所に集中したかでないと有り得ないのですが、そもそも轟沈で無い限り、時間や対空砲の爆発とその砲煙、更に敵機に追い回される状況で撃沈を見届けるなどまず不可能でしょう。

 この時点である程度上層部も気付いたのかその後は、下方修正は入っていくものの過大な戦果報告の認定は続き、更に翌日14日には合計394機による3次の攻撃を行い、139機を失いながら空母3隻を撃沈した、と。

 15日には零戦39機の護衛を付けた総計117機を出撃させ、23機の喪失で空母1隻を撃沈と。

 最後の16日には103機の攻撃で30機を未帰還にして空母1隻を撃破と判断。

 上記の通り司令部の12~16日による戦果判断を見ると、空母11隻を撃沈、同1隻を撃破していたという事になりますが、これが何故か大本営発表では毎回報じられる数字が異なり、最終的に空母19隻、戦艦4隻を含む撃沈破45隻と、有り得ない膨れ上がり方をしています。

 そもそも米軍がこの戦闘に投入したエセックス級8隻を中心にした空母17隻と、その搭載1070機を中核にした総数95隻という馬鹿げた規模の空母機動部隊であり、この時代には対空兵装の充実とVT信管の実装、更に空母搭載機も実に半分を戦闘機にするという戦術の転換で艦隊防空能力を向上させていた米機動部隊に生半可な機体と錬度、そして何より数で挑んでも戦果など望むべくもありませんでした。

 なのに、米軍の投入数を超える空母を撃沈破した、と発表しちゃったわけです。

 この時点で既に呆れる発表なわけですが、更に呆れる事に実際に戦果と言えるのは重巡、軽巡各1隻が雷撃で大破した程度で、撃沈はゼロ

 それ以外には自爆突入や爆弾命中で空母フランクリンやハンコック、軽巡レノ等が小破した程度で、実に600機程も出撃させ半数を喪失しながら、自爆突入を除くと命中は魚雷3本、爆弾2発程度。

 まぁ、情報のいい加減さという点では確かに大本営発表は反面教師としてとても適材と言えるでしょう。

 ですが、普通に考えれば、台湾沖でコレほど壊滅的な被害を被ったままフィリピン攻略を米軍が続けて実行する事があるわけないと、誰でも分りますよね?

 何せ真珠湾など比較にならない大損害ですよ?

 95隻中45隻が撃沈破され、特に制空と対地支援を行うための航空機を搭載した空母は完全に壊滅状態なんですから

 でも、そんな馬鹿げた状態の中で、当事のバカヒは昭和19年10月28日の社説『いざ、決戦へ』において、平気な顔をしてこんな事をぶちまけています。

 「フィリピン沖海戦の総合戦果およびレイテ湾攻撃の新戦果が発表され、今次の決戦におけるわが勝利がいかに圧倒的であり、かつ決定的であったかを深く痛感せざるを得ない。今月中旬から展開された台湾沖航空戦、フィリピン沖海戦、レイテ湾強襲を連ねる一連の決戦において、敵太平洋艦隊は、主戦艦たる航空母艦だけでも撃沈19隻、撃破17隻という痛烈な損害をこうむったのである」「米国戦争指導者の得意とする狡智な詭弁をもってしても到底ごまかし得ない厳然たる事実であって、その焦燥困惑はまさに察するに足る」

 レイテ沖海戦に参加した米空母は台湾攻撃に参加した第38任務部隊の全17隻に加えて、第77任務部隊の護衛空母18隻の合計35隻であり、社説の数字を見てわかるようにこれまた、実際の参加空母よりも撃沈破数の方が多くなっています。

 実際には彗星の爆撃で軽空母プリンストンを、栗田艦隊の艦砲射撃で護衛空母ガンビア・ベイを、そして特攻隊の体当たりで護衛空母セント・ローを撃沈し、同じく特攻機の攻撃でファンショー・ベイ、カリニン・ベイ 、ホワイト・プレインズが損傷したというものでした。

 撃沈、撃沈、撃破と、連戦連勝で勝ち続けているはずなのに、むしろドンドン戦力を増強させて日本へ近づいてくる米海軍…考えるまでも無く情報が間違っているなんて明らかなのに、バカヒはむしろ副社長を内閣に加えさせてもらった見返りとでも言わんがばかりに益々軍部に都合の良いデマを積極的に報じて国民を謀り続けていました

 だというのに、いざ戦争に負ければ、一億総ざんげ等と社説で国民への責任転嫁を図ったのがバカヒであり、過去の過ちを認めず、逃げ回って同じ過ちを幾度も繰り返すまるで人の悪しき部分の集合体とでも言うべき犯罪組織が、平然と「過去の教訓が生かされていないのではと心配になる」なんて上から目線なのですから、全く、ここまで救い様の無いバカも早々いないでしょう。

 自分達はいい加減な社内体制と狂った思想及びプライドに基いて、今まで幾度大誤報を垂れ流してきたのか、己が歴史を振り返ってから書けと。

 「自衛隊派遣を続けるのに支障になると誰かが忖度(そんたく)し、なかったことにしようとしたか。目先の都合を優先し事実や報告をないがしろにする体質が透けて見えないか」

 大誤報を起こす度に己がやってきた事がまさにソレであるのに、平気な顔でコレ、ですからね。

 ここでも防衛大臣を批判していますが、毎度ながら民主党政権時代の事について一切言及していないのは、それこそ自分達が事実を蔑ろにして組織としての都合を忖度しているからでなければなんでだと言うのか?

 それに台湾沖航空戦を持ち出して情報が大事だの過去の教訓だのとほざくなら、そこから何も学ばず引き起こした自分達の吉田調書事件は何なのでしょうかねぇ?

 マトモな読解力を持って内容を読んでいれば、自分達の報道が明らかに矛盾していると絶対に気付けたのに、ろくろく確認もしないでスクープだと報じ、疑問視する声にも居丈高に罵声を浴びせ続け、そして最後には二進も三進も行かなくなり誤報だと認めて大恥を書いたバカヒの何処ら辺に過去の教訓が生きていたのか、是非とも教えて欲しいものです

 前回のエントリで書いた毒ガス事件にしても、内部検証もせずそのまま記事にし、挙句疑問の声を上げた産経に乗り込んで会社を潰すとまで恫喝し、結局証拠を突きつけられて白旗を挙げた過去の教訓、吉田調書や慰安婦騒動における週刊誌への恫喝、検閲しての文字の塗り潰し事件等、バカヒのその後の罪業の一体何処に生かしていたんでしょうかね?

 それから30年程経っても同じ過ちを性懲りも無く平然と繰り返すバカヒ。

 いやはや、進歩も学習も無いクズ集団があいも変わらず己を棚に上げて居丈高に上から目線とか、普通の人間だったら生きている事自体恥じ入りそうなレベルの醜態ですよね。

 ある意味、選ばれた人間でなければ勤まらない職業と言えるでしょう、朝日人とは。

 まぁ、私は幾ら積まれたって、人間を辞めてそんな下賎な立場に己の身を貶めるなんてのは絶対ノーサンキューですけどね。
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