徒然な日々に

その日の個人的出来事や、見たニュース、記事から思った事、感じた事を徒然と…
02月24日(火)

どうみてもテレビの影響です 

23日付けの日刊ゲンダイの記事から

川崎・中1男子殺害 イスラム国を彷彿させる“残忍な手口”
2015年2月23日
 伏線は、あった。川崎市川崎区の多摩川河川敷で中学1年の上村遼太くん(13)の遺体が見つかった殺人死体遺棄事件。(中略)川崎署捜査本部は、交友関係を中心に捜査。犯人は10代の若者とみられるが、手口はむごい。

  「現場の捜索で、凶器とみられる刃渡り10センチのカッターナイフや結束バンドなどが見つかりました。結束バンドで手足を縛られた状態で、暴行を受けたようです。首や顔、腕には無数の切り傷があり、カッターナイフは折れていました。死因は出血性ショック。しかも、死亡推定時刻の1時間後の20日午前3時には、現場近くの公衆トイレでボヤがあり、彼のものとみられる衣服が燃やされていた。遺体のそばにあった服は彼のものではなく、犯人は発火器具も用意し、遺体の確認を遅らせるため、衣類を燃やしたようです。カッターナイフや結束バンドは、殺害を計画して用意したと考えるのが妥当。犯行は残忍かつ計画的です」(捜査事情通)

  身動きが取れない人の首に刃を向ける手口は、イスラム国の人質殺害事件をイメージさせる。「人を殺してみたかった」名大の女子大生といい、今回といい、若者を巡る事件は異常だ。

  大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(初等教育)が言う。「小さいころから殺戮をテーマにしたゲームやネットに触れている影響でしょう。『画面の中にあることを試したい』と思う子が少なからずいるのです。凶器を用意するのはアイテムを揃える感覚で、彼らとしてはあくまでも“試し使い”。だから殺すつもりがなく、逮捕されても反省の弁がないのです。殺人事件は今後、もっと低年齢化するでしょう」怖い世の中だ。

 まぁ、所詮日刊ゲンダイに登場するレベルの教授なんだから、テンプレな妄想しか言えないのは仕方ないんでしょうけど、こうも毎回学者を名乗りながら根拠どころか論理性の欠片もない主張を恥ずかしげもなくやれる連中を雇っている大学が多い日本って本当にこの先大丈夫なのかと不安に駆られますね。

 以前から繰り返し述べているように、少年犯罪はどの犯罪に限らず、長期的に見ればずっと減少を辿っています

 そして、その発生率、人数は出生率や出生数と比較しても明らかに減少率が大きく、犯罪を犯す少年の割合が減少している事を数字が示しています。

 具体的な数字は幾度も書いてきましたし、最新のものは警察庁のHPにあるので気になる人はそっちで見てもらうとして、簡単に書くと26年上半期の『少年非行情勢』を見ると、「平成26年上半期における刑法犯少年の検挙人員は2万3,103人と、12年連続の減少となった」とあります。

 「成人を大きく上回る人口比や再犯者率の上昇、少年非行の低年齢化が続いている」そうですが、「過去10年間の刑法犯少年の検挙人員、人口比の推移は、図1のとおりであり、検挙人員は12年連続、人口比は10年連続で減少している」とあり、検挙数は10年前に比べて4割未満、凶悪犯で見ても5割に満たない状況です。

 因みにですが、殺人を最も犯すのは30代であり、次いで40代と、それこそとっくの昔に成人して物事の良し悪しを理解しているはずの年齢層であり、反省云々以前の問題じゃないんですかねぇ、これって。

 まして今回の事件、肝心のゲンダイ自身が「身動きが取れない人の首に刃を向ける手口は、イスラム国の人質殺害事件をイメージさせる」なんて書いているのに、この手の事件がある度に一々殺害方法を繰り返し詳細に語るマスゴミ、連日サスペンスだの時代劇だの映画だのと、あっちこっちで仮想の殺人事件を起こして視聴者に殺人を見せ付けているテレビの影響には絶対に触れない大学の教授とか、もうお笑いですよね。

 現代の日本で最も少年による殺人事件が多かったのは昭和20年代から40年代半ば頃までの時期であり、ネットどころかゲームもなく、漫画やテレビをある程度裕福なら見れた位の世代が最も多いわけですけど、これは一体何の影響だったと言うつもりなのか

 そしてそれ以降逆にそういう批判材料が発達するほど事件が減少を辿り続けているのは何故なのでしょうかねぇ?

 ネットが一般的に流通し始めたのなんて20年前ですし、ゲームだって精々ファミコンからで見て30年と言うところでしかなく、ネットが子どもにも当たり前になったのやゲームがリアルさを持ち始めたのなんて精々ここ10~15年そこいらですよ?

 また、低年齢化なんて言っても、全年齢で発生率、逮捕者数のどちらも減少しているが、高年齢ほどそれが顕著というだけで、最も統計で低年齢と設定されている14歳で見ても、10年前と比べると半分以下に減っています

 初犯の年齢で見た場合も同様で、高年齢ほど減少率が高いのであって、低年齢が増加しているわけではないんですよね。

 大体、包丁やカッターといった刃物で相手を刺すのなんて、少年犯罪に限らず殺人事件では定番中の定番ですし、アリバイ作りに時限装置などで犯行時間をずらしたりなんてのも、昔からサスペンスドラマの定番中の定番なのを持ち出してゲームやネットの影響だとか、バカの一つ覚えにも程があるでしょうよ。

 そんな事を言うのなら金田一だのコナンだのと今の10代どころか20~30代だってそういう殺人をテーマにした探偵モノを散々見て育っていますけど、それでも減少の一途でしたし、それよりずっと前に遡れば怪人二十面相とかやはりそういう作品は何時の時代にもあるのですがねぇ?

 むしろイジメによる事件等の方が増加の一途を辿っており、現在問題となっているのはコチラです。

 何せ総数で10年前のほぼ2.5倍と、イジメに起因する事件は大きく増加し続けているのですから、ゲームだネットだの影響とやらを喚くなら、減少している犯罪よりもむしろ増加しているイジメとの因果関係を考察しろって話だと思いません?

 何にしてもせめて客観性と論理性くらい持って口を開けって話ですね。
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