徒然な日々に

その日の個人的出来事や、見たニュース、記事から思った事、感じた事を徒然と…
09月02日(月)

自殺願望の有無を疑われても仕方がない所業 

1日付けのYOMIURI ONLINEの記事から

海自掃海母艦の前に漁船群、避けられず漁船衝突
 1日午前4時7分頃、山口県上関町八島沖の瀬戸内海で、海上自衛隊呉基地所属の掃海母艦「ぶんご」(5700トン、坂本充生艦長)と愛媛県伊予市の下灘漁協所属の底引き網漁船「勉栄丸」(4・4トン、1人乗り)が衝突した。

 ぶんごの乗組員約160人と勉栄丸の豊岡龍哉船長にけがはなく、浸水や油の流出もなかった。

 広島海上保安部の発表によると、ぶんごは訓練を終えて呉港に向けて航行中、前方を約20隻の漁船群が横切ろうとしているのを確認。これを避けようと減速し、進路を変えようとしたが、右舷後部が勉栄丸の右舷船首に衝突した。同保安部は業務上過失往来危険の疑いで双方の関係者から事情を聞いている。
(2013年9月1日20時46分 読売新聞)

 まーた、験担ぎだとか馬鹿な真似でもされたのかと思ったんですが、どうやら朝日の報道を見るともっとしょうもない理由だったようです。

 「漁船には豊岡船長(37)だけが乗っており、当時は自動航行にして甲板で漁の準備をしていた。1日午前2時ごろ伊予市の下灘港を出港し、上関町祝島沖の漁場へ向かっていたという」

 まぁ、朝日の記事を読む限りでは要するに大型船が多数行き交う航路へ入るというのに周囲の確認もせず、回避動作もろくに取らずと漁船側がいい加減なことをやったのが原因だったみたいです。

 時刻は4時7分とあり、日の出の凡そ1時間半前なので、まだ周囲は暗くて目視確認での発見は中々厳しい時間帯であり、もし現場で朝靄などが出ていれば尚の事だったでしょう。

 しかも20隻が群れていたとはいえ、一人か二人が乗っている程度のFRP製小型漁船ではレーダーでも見つけ辛いでしょうし、そのことについては発見後に減速と取舵を切っているが間に合わなかった以上、確認距離がかなり近かったのは明らかです。

 尚、取舵と記しているのは朝日の記事で左に舵を切ったとあることと、ぶんごが訓練を終えて呉に向かっている最中だったこと、そして漁船側は「1日午前2時ごろ伊予市の下灘港を出港し、上関町祝島沖の漁場へ向かっていたという」と朝日に書かれていたことからです。

 速度についての記述はありませんでしたが、元々ぶんごは掃海母艦という特性から最大速度は22ktしかなく、まだ広い航路上とは言え瀬戸内海での航行であった以上、速度はかなり遅かったのは間違いありません。

 普通に考えて巡航速度は精々12~14kt程度でしょうから。

 つまり、事故概要としては帰港しようと航路に従って東または北東へ進んでいたぶんごの前方を漁へ向かう漁船が強引に集団で横切ろうとし、それに気付いたぶんごが衝突回避を試みたが、漁船側が危険運転をしていたためにぶつかった、というところでしょう

 あたごの衝突事故と異なり、人的被害がなく、船の損傷も軽微だったのは喜ばしいことですが、どう考えても漁船側がいい加減なことをしていなければ、そもそも衝突自体あり得なかったとしか思えないんですよねぇ?

 ぶんごは5700tもの大型艦であり、旧海軍時代であれば水雷戦隊の旗艦を勤めていた軽巡(俗に5500t級軽巡と呼ばれていた)とほぼ同程度の排水量なんですから、回避するにしても舵の反応速度は遅いし、低速航行から逆進をかけての減速をしながらとなれば一層悪くなるんですから。

 一方で4.4t程度の漁船ならあたごの事件の時の漁船より更に小さく小回りが効き、小さな漁港内での旋回による方向転換も簡単にできるほどです。

 言わばこれって、車の交通量の多い大通りの、それも信号もないところで横断しようと自転車で侵入しながら、車道の左右確認もせず、それどころかブレーキに手もかけず余所見したまま突入したようなものです。

 そう考えれば、どれほど異常な行為であるか分かると思いますし、そんなことをするなんて自殺願望でもあるのかと、正気を疑いたくなりませんか?
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