徒然な日々に

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01月09日(水)

ブサヨのトリック 

7日付けの東京新聞の記事から

集団的自衛権のトリック
2013年1月7日
 安倍晋三首相らが憲法で禁じた集団的自衛権行使を容認するべきだと主張する際に持ち出す「自衛艦と並走する米軍艦艇の防御」「米国を狙った弾道ミサイルの迎撃」の二類型は、どう考えてもおかしい。

 日本海海戦のような密集陣形を想像しているのだろうが、現代の艦艇は潜水艦への警戒から点々と散らばり、無防備に並走しない。攻撃に使われるのは魚雷と対艦ミサイル。とくに魚雷は一発で撃沈させる威力があり、ひそかに狙われたら防御どころではない。

 米艦艇と並走するのは洋上補給の場面だが、ここで攻撃されたら自衛艦は集団的自衛権行使を意識するまでもなく、自らの防御のために反撃するだろう。

 米国を狙った弾道ミサイルを迎撃する手段が現状で存在しないことは前の自民党政権当時、久間章生元防衛相が国会答弁している。迎撃できるようになるのは開発中の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」がイージス艦に搭載可能となった後の話である。

 迎撃ミサイルを搭載できるイージス艦は自衛隊に四隻しかないが、米軍は二十六隻保有し、さらに増やす。米政府には自前での対処をお勧めする。

 より大きな疑問は世界中の軍隊が束になってもかなわない米軍にいったいどの国が正規戦を挑むのかという点にある。ありもしない話はレトリック(修辞法)というよりトリック(ごまかし)である。(半田滋)

 海上自衛隊と米海軍が併走するのは洋上補給の場面だが、と自分で直後に書いているくせに、なんで日本海海戦のような密集陣形なんてお門違いな話が出てくるんだよと。

 「しかも自衛艦は集団的自衛権講師を意識するまでもなく、自らの防御のために反撃するだろう」とかほざくに至っては…

 この半田ってバカ記者の頭の中では、米軍の補給船から自衛艦が補給を受けているという想定なようですけど、インド洋などで実際に行われていたのは逆であり、想像するなら非武装の海自補給艦、そこから給油中で満足に回避行動も迎撃行動も起こせない米艦、という状況を描くのが普通じゃありませんか?

 ましゅう級のような2万トンを超える大型艦が数十mの距離で併走している最中では回避も制限されるし、CIWSや主砲も射界が著しく制限されるし、短魚雷や対艦ミサイルは撃つことさえ出来ないかもしれない。

 となれば、近くで補給中の哨戒をしている海自の護衛艦の出番となるわけで、当然ながらどちらが狙われていようが対処せねばならないのに、集団的自衛権がどうのとなれば、それを見極める必要が現場には出てくる。

 もし防衛に成功しても、敵軍に後で実は狙っていたのは米艦でしたと言われれば、護衛艦の艦長以下乗員は憲法違反だと言われて犯罪者扱いされてしまうのですから。

 ですから、半田という阿呆は、そんな極限状態での判断、責任は自衛官に押し付け、失敗したら犯罪者として処分すればいいと非常に無責任な考えをしているわけですよ。

 大体、「現代の艦艇は潜水艦への警戒から点々と散らばり、無防備に並走しない」と言うのもお笑いで、車でさえ高速では100m以上車間距離を開ける必要があるのに、その数百倍から数千倍もの質量を持つ軍艦が補給時以外に併走など接近をしないのは潜水艦云々以前の常識だっての。

 艦隊運動は非常に繊細なもので、世界屈指の練度を誇る海自でさえ巡航速度程度でも500m以上開けますし、空母を守る輪形陣などの場合、距離が1~2km位空いているのが普通

 まぁ、それ以前に、第二次世界大戦中の米空母ヨークタウンの撃沈劇じゃあるまいし、誘導魚雷、それも射程30~50kmもあるようなものを使うのに併走しているか否かが重要だとか、意味不明ですよ。

 加えて「ひそかに狙われたら防御どころではない」と言うのも阿呆な話で、だったらそもそも日本の専守防衛は自衛手段として無意味だから、集団的自衛権どころか積極的に敵艦を攻撃して相手に攻撃をさせない攻勢防御に方針転換しないといけないってことじゃないんですかねぇ?

 「米国を狙った弾道ミサイルを迎撃する手段が現状で存在しない」というのにしたって、射程の話だろと。

 SM3ブロック2Aは最大射程1200km、迎撃高度500kmという高性能ですが、これまでのSM3は迎撃高度150km程度なので、北朝鮮から米国領土を目指して発射された場合、手も足も出ない。

 ですがここで言う米国が、日本国内の米軍基地や近海の米艦隊などであれば別ですし、それ以前に守る力があるのに、同盟国や民間人に多大な被害が出る可能性を見過ごすのが、同盟国として、友と言い合う関係として正しい姿勢でしょうか?

 理由として「イージス艦は自衛隊に四隻しかないが、米軍は二十六隻保有し、さらに増やす」と、数があるのだから自前でどうにかしろとこの半田というバカは言ってますが、日本の50倍もの国土を持ち、尚且つ大陸国で世界中に軍を派遣しているアメリカがそれで防衛体制として十二分だと本気で思っているのかと。

 ましてや昨年末の北朝鮮による発射の際も、自衛隊と一緒に黄海へシャイローなど複数隻を派遣しており、米軍は自国の防衛のためだけに自国領土近海へイージス艦を貼り付けているわけじゃないんですよ?

 「世界中の軍隊が束になってもかなわない米軍にいったいどの国が正規戦を挑むのかという点にある」とのたまうに至っては、何で正規戦が前提なんだという話ですね。

 遥かに勝る力を持つ相手に真正面から挑むなんて、自滅願望のあるバカのやることですよ。

 例えば日本の場合は、同時多発の奇襲による先制攻撃を仕掛け、敵拠点や戦力の壊滅を図る作戦に出るなどして、100倍もの国力差と周辺の国ほぼ全てを敵という状況の中、3年半以上も戦い続けました

 現代戦ならば、核やEMPで中枢都市や基地の機能を麻痺させると同時に、国内で化学兵器や生物兵器を用いたテロなんて手段が考えられますね。

 また、沿岸域や海岸部に機雷や地雷として核を設置し、自国の汚染を代償に敵を壊滅させるなんて真似も北朝鮮や中国ならば考えそうです。

 ハッキングなどの電子戦も当然あるでしょうし、弾道ミサイル攻撃を成功させようと思ったらパトリオットやイージス艦への破壊、妨害活動は必ず必要です。

 因みに、米国のイージス艦はモーターボートによる体当たりの自爆攻撃を受けて大損害を被ったことがありますし、9・11の同時多発テロではハイジャックした民間機でペンタゴンなども狙われましたよね?

 この半田という阿呆のように考えもなしに真正面から銃や大砲を撃ち合うだけが戦争だなんて言うのはバカの極致であり、そんな決め付けによる批判をする方が余程トリックだろと。
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[ 2013/01/09 02:48 ] [ 編集 ]
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