徒然な日々に

その日の個人的出来事や、見たニュース、記事から思った事、感じた事を徒然と…
05月04日(金)

跳ね上がり続ける価格 

3日付けのMSN産経ニュースの記事から

価格上昇のF35、日本への売却総額8000億円 米国防総省見直し
2012.5.3 21:27
【ワシントン=佐々木類】米国防総省は2日、量産体制の2年遅延が判明している最新鋭ステルス戦闘機F35について、日本が導入を予定している42機の売却額が計100億ドル(約8千億円)に上るとの見通しを議会に報告した。日本への売却額の総計を明らかにしたのは初めて。近く日本政府に通知する方針だが、日本側が文書で確約を求めている価格維持と納期の順守について、どこまで具体的に明記するかが焦点だ。

 議会への報告は、国防総省の下部組織である国防安全保障協力局が4月30日付で行った。日本向けのF35Aには軍事衛星などと連携して即時に戦闘状況を把握できる電子機器が搭載され、売却額にはパイロットの訓練費も含まれるとした。

 単純計算だと、1機当たり2億3800万ドル(約190億円)となるが、焦点の単価については、「明らかにできない」(国防総省担当者)としている。

 防衛省の資料によると、日本政府は1機当たりの機体単価は89億円として、昨年12月にF35の導入を内定した。

 しかし、最新の2013会計年度予算教書によると、1機当たり約1億4700万ドル(約117億円)に上り、関連部品を含めると1機当たり約1億7100万ドルだ。防衛省が購入価格の根拠としている2012会計年度予算教書における見積額約1億700万ドルより38%も価格が上昇。日本への売却額は手数料などを加算するほか、米側が価格変更しても日本側が違反に問えない有償援助(FMS)のため、米軍の購入価格より高値となるのは必至だ。

 防衛省は今年2月、徳地秀士経理装備局長がケンダル米国防次官(調達・技術担当)宛てに書簡を送付。価格維持と納期の確約を求める一方、田中直紀防衛相も導入中止もあり得るとの考えを表明したが、米側は正式に回答していない。

 F35をめぐっては、米軍自体が5年間で179機分の調達先送りを決めたほか、カナダ政府が調達計画に不備があったとして導入計画を凍結。共同開発国のイタリアも調達の見直しを進めている。

 こんなものを導入しますとか、やっぱり政権詐取以来ズブのド素人を防衛大臣にあて続けた民主党政権ならではの大失策じゃないのかって感じがしてきましたね。

 元々、F-35がF-Xとして導入される候補になったのは、空自が本命視していたF-22をオバマ政権が輸出拒否したため、その代打としてお鉢が回ってきたわけです。

 F-22に比べて性能は落ちるものの、F-22と同じくステルス機であること、これまでにない数の国家による共同開発のため、最新鋭の技術が導入されるにも関わらず計戦闘機並みの安価で購入できることなどがその魅力(日本は元々垂直離着陸型や空母搭載型などは検討していないのでバリエーションの有無は関係なかった)でした。

 実際、記事にもあるように日本政府側は「1機当たりの機体単価は89億円」として見ており、これはF-15が約100億、F-2が約120億程度であることを考えれば、高性能なステルス汎用機として見た場合に、十二分に納得の出来る価格です。

 しかし、実際には機体価格だけで117億円というのでは、F-2とほぼ同額であり、むしろパイロットの訓練費だの関連部品代だのと取られて結局1機辺り190億円規模まで膨れ上がるというのでは話になりません。

 そもそもパイロットの訓練費なんて、一から育てる教育費でも精々5~6億円とかその程度でしょうから、訓練と装備で70億円以上って、たった1機の機体習熟訓練費に幾ら計上されているんだかって話ですよね?

 しかも不平等契約だから金額が更に上乗せされる可能性すらあるし、肝心の導入が完成の遅れで何時になるのかすら定かでない…

 これでは魅力よりも不安要素の方が多過ぎると思うのですが、性能やコスト面、後方支援等を総合的に勘案するとF-35が最も評価が高かったと、シミュレーション数字を論拠に決めてしまったわけです。

 実際にはまだ完成してすらおらず、運用における問題点の洗い出しすらされていないし、価格だってこうして跳ね上がり続けているのに。

 これならばむしろ、経験がなく、給油機の改修も必要になる等問題はあるものの、低価格で調達でき、色々とライセンス生産でても加えられるユーロファイターの方が良かったんじゃないかと。

 メンテの問題、装備の規格や電子装備の調整などなど、別途に色々コストや時間をかけて解決せねばならない問題は出るでしょうけど、何といっても安価でありながらF-22に次ぐ高い空戦性能と将来的な発展性などを持っている上に完全なライセンス生産が可能であったため、F-2の生産終了で途切れてしまっている国内の航空機生産産業にとっては大きなプラスとなりますし、技術が失われる自体も避けられた。

 個人的には将来はステルステスト機である心神の情報を基礎として国産の高性能ステルス戦闘機を開発して欲しいと思っているだけに、技術の停滞や途絶は是非とも避けて欲しいですし、そう考えると先行きの見通しが全く立たない今のF-35よりユーロファイターの方を選んで欲しかったですね。

 F-22のようなこれまでの戦闘機とは隔絶した性能を有し、当面マトモに勝負ができる機体を中韓が保有できないとでも言うのなら、話は別でしたけど、そうじゃない以上はねぇ?

 だというのに散々もたついた挙句、今度はこんなことで揉めて、金ばかり無駄に失うことになりかねないというのでは、こっちでも無駄の削減による節税どころか無駄な散財かよ、この詐欺政党めと言いたくもなりますよ。

 ホント、いい加減にして欲しいですね。
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トランシェ3Bの開発が難航しているユーロファイターですか(笑)

下手したらAESAレーダーさえもついていない機体ですよ(笑)

海を含め広大な領土を持つ日本をどう守るんですか(笑)

タイフーンを選ぶくらいならF/A-18Eの方が断然マシ(笑)

タイフーンはEUが日本から技術を貰うための機体ですよ(笑)

[ 2012/05/04 17:56 ] バード [ 編集 ]
 取り敢えず、最後に(笑)を乱発するのは止めた方がいいですよ…自己満足だけで他者から見たらすっごくマヌケですから(笑

 まして「海を含め広大な領土」ってのも日本語として破綻しており、(笑)とつけて人を嘲笑しているつもりが自分の学と知性の低さをアピールすることにしかなってません。

 ただまぁ、こんな言い掛かりで嘲笑われたまま放置するのもなんですし、私は近現代の兵器は余り詳しくないので本来はそこまで深く書く気はなかったんですけど、ユーロファイターを選んだ理由とF/A-18Eを蹴った理由をエントリで記しておきます。
[ 2012/05/05 17:23 ] folke [ 編集 ]
>こんなものを導入しますとか、やっぱり政権詐取以来ズブのド素人を防衛大臣にあて続けた民主党政権ならではの大失策じゃないのかって感じがしてきましたね。

世界でも屈指の実戦経験豊富な国家、イスラエルもF-35を購入しますが・・・

>訓練と装備で70億円以上って、たった1機の機体習熟訓練費に幾ら計上されているんだかって話ですよね?

ソフトウェアの開発や15年間のサポート費用及びメーカー担当者常駐費用なども含まれます
最近じゃソフトウェア開発に費用がかかりますし

F-2戦闘機の今までのライフリサイクルコストは94機で約3兆4千億円
この数字で1機の値段を割り出しても意味はないかと
私はF-2戦闘機好きですけどね
[ 2012/05/06 08:03 ] in [ 編集 ]
 何処の国が買うからどうだって問題じゃないと思うんですけど…日本のF-Xとして求めるコンセプトに相応しいかどうかが焦点なのですから。

 F-35はアメリカだけで2000機以上購入予定であり、参加国合計だと3000機を超えるという大量生産なのですから、100機にも満たない生産だった上にF-16を元にし、エンジンも輸入してなどというF-2とじゃあらゆる面の単価が違い、本来安くて当たり前。

 ですが、それだけの大量生産にも関わらずここまで値段が跳ね上がり、いつになるかも分からない、性能でもステルス以外特に目を見張る点もないでは、F-35を敢えて導入する意義は非常に小さいだろうってことと、既に開発の大幅な遅れとそれによるコスト増が見えていたのに昔の掲示額そのままで行けると勝手に思い込んで選定した民主党政権の相も変わらぬ先見性の無さを批判しているのです。

 そもそも空自の本命はF-22だったわけですから、F-35とでは求められていた能力が違い過ぎますし。

 因みにF-2は私も好きですよ。
[ 2012/05/06 10:31 ] folke [ 編集 ]
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