徒然な日々に

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05月09日(月)

何処ソースの情報よ? 

日付けのasahi.comの記事から

戦闘機選定-ステルスにこだわらず
2011年5月8日(日)付
 老朽化が進む航空自衛隊のF4戦闘機の後継選びが、本格的に動き出した。日本が保有する3機種、約260機の戦闘機のうち、最も古いタイプに代えて約40機が更新される。

 総計1兆円近い大型調達となる。財政難を踏まえ、多角的な視点からバランスよく熟慮し、国民にわかりやすく説明する。そうした姿勢で、政府は最善の選択に努めなければならない。

 防衛省は先月、関係国の政府や企業向けに機種選定の説明会を開いた。9月末までに性能や価格などを提示してもらい、比較検討して年内に決定する。

 日本の防空はかつてなく厳しい環境下にある。戦闘機の潮流は、レーダーで探知されにくいステルス性や高運動性をもつ第5世代機の時代だ。「最強」といわれる米国のF22や欧米が共同開発中のF35に続き、ロシアや中国も開発を急いでいる。

 そうした中で、国際情勢にあった性能や、米軍との相互運用性など能力面を考慮に入れるのは当然だろう。しかし、留意すべき点はそれだけではない。

 この30年で戦闘機の価格は約3倍に跳ね上がっており、抑制的な防衛予算とどう折り合いをつけるのかという難題がある。

 軍用技術の秘匿度も高まっており、ステルス機だと国内でのライセンス生産ばかりか維持・修理も難しく、日本の航空機産業への打撃が予想されている。

 今回の選定は、ステルス性の高いF35、ステルス性では劣るが総合力では引けを取らない米国のFA18、欧州のユーロファイターの3機種の競争になる。

 それぞれ一長一短がある。

 例えば、空自が本命とみるF35は開発が遅れており、価格も格段に高くなる見込みだ。

 また、同機が誇るステルス技術は本来、ひそかに敵陣深く侵入し、相手を攻撃する手段として開発された。空自の想定する防空戦でも強みを発揮するが、対抗技術の猛追もあり、それだけでは決め手とならない。

 日本として後継機のステルス性に重きを置くことが、どのような得失につながるのか、冷静に見極める必要があろう。

 昨年末に決まった新たな防衛計画の大綱は、自衛隊の機動性を高める「動的防衛力」という考え方を打ち出した。戦闘機による警戒・監視活動は、その中核を担う。

 しかし、予算制約が深刻さを増す中、空自の今の規模の固守も、性能の格段の向上も、という欲張りが通るだろうか。戦闘機の保有数や部隊編成に切り込むくらいの発想の転換があっていいのではないか。

 久しぶりのお笑い新聞朝日の出鱈目社説です。

 タイトルを見ると、ステルス技術を使った機体を選ぶかどうかが問題であるかのようにしか見えないのに、社説の締めを見ると何故かタイトルであるステルスの問題は消え去り、戦闘機部隊の規模縮小を要求しているだけという非常にいい加減で欺瞞だらけの内容である事がわかります。

 まぁ、本音はご主人様である中国様が侵略をし易いように自衛隊は戦力を一層弱めろよと要求しているだけなのだから当然でしょうけど。

 だから内容も出鱈目で、何を論拠にしているのかサッパリなものばかりです。

 まず最初の「日本が保有する3機種、約260機の戦闘機」という件。

 現在日本が保有する戦闘機とは、恐らくF-15、F-2、そして今回取り上げているF-4の事でしょうが、それだと総数260機というのは少なすぎます。

 何せF-15だけで日本は200機以上を保有しており、F-2も90機以上F-4も各タイプ合計でまだ100機ほどが残っていたはずなので260機では3機種どころかF-15とF-2の保有数を合わせただけでオーバーしてしまい、全然数が合いません。

 そして、「最も古いタイプに代えて約40機が更新される」と記しているのに、「総計1兆円近い大型調達となる」と記しており、朝日は一体戦闘機1機を幾らで購入するつもりでいるのかと。

 しかもその後に「この30年で戦闘機の価格は約3倍に跳ね上がっており」とも記していて、それは何と何を比較した結果なのかと。

 30年前というと1980年代初頭であり、丁度日本がF-15の購入及びライセンス生産を始めた時期ですが、そのF-15の価格は現在約100億円

 その後に日本が開発したF-2が約120億円、最新で最も高価なF-22ですら約200億円であり、F/A-18やユーロファイーターにしてもステルス機ではないので当然ながらF-22よりずっと安く、何をどう計算した結果として3倍などと言う数字が出てきたのかサッパリ分かりません。

 中国のパチモン戦闘機の値段が、とでも言うつもりなのでしょうかねぇ?

 どちらにしても、F-22の価格を1機250億円と随分過大見に積もらねば40機導入で1兆円に達するのは不可能であり、総計1兆円というのが過大見積もりの結果なのか、それ以外の装備品など諸々を含んだという意味なのかを記さないやり方は、朝日が政治的意図に基いて偏った記事を書いている証左といえるでしょう。

 「ステルス機だと国内でのライセンス生産ばかりか維持・修理も難しく、日本の航空機産業への打撃が予想されている」というのも、何処の予想だよって話で、ステルス用の塗料って確か日本の関西にあるメーカーが作っているって話を聞いたことが聞いた事がありますし、そもそもF-22には日本が開発したF-2の技術がフィードバックされているし、おまけに実験機とはいえ防衛省は現在『心神』というステルス機を開発しており、既に風洞実験や小型模型による飛行テストをしていて、2014年には本格的な飛行テストに開発元である三菱で行う予定なんですけどねぇ?

 大体、中国メーカーの技術力で出来るものを、日本が出来ないわけがあるかと。

 そして、「日本として後継機のステルス性に重きを置くことが、どのような得失につながるのか、冷静に見極める必要があろう」と、ステルス技術は元々攻撃性の技術だの、対抗技術の猛追があるだのと阿呆な記述の連発…

 元々ステルス技術はレーダー波の反射を特殊塗料によって抑えたり、機体形状によって送信元と異なる方向へ反射させて受信し難くさせるものですので、その対抗手段として現在最も簡単かつ有効な方法とされているのは確か、複数のレーダーサイトによる多角的なレーダー波の送受信による探知だったかと。

 異なる方向へと反射したレーダー波を、別のサイトで受信し、情報のリンクによって反射位置を確認するとかって方法なので、当然ながらレーダーサイトを設置できる防御側の技術であり、攻撃側がステルス機であれば有効な手段ですけど、防御側がステルス機である場合には敵地にサイトの設置など出来ないのですから、何の意味もありません。

 ましてや航空自衛隊の場合の基本戦術は戦闘機が敵機の編隊に突撃して格闘戦を挑むなんて古い戦い方ではなく、電子戦機による支援の下で中距離からのミサイル一斉射での制圧なのですから、敵ミサイルの誘導が電子戦機に妨害されている状況で、更に機体にステルス性まであるとなればパイロットと機体の安全性がより一層増しますよね?

 つまり、対抗手段が講じられだしたからこそ、むしろ防御に使用した方がステルスはその安全性を発揮できるのであり、わざわざステルス性の無い古い機体を購入する位ならF-2の追加購入などで繋ぎとし、その間に自国で一から開発した方がいいと思いますよ。

 元々数の少ない自衛隊機やパイロットの削減など、論外ですし。

 航空学生なんてただでさえ採用数が少ないのに、学生になれても誰もがパイロットになれるわけじゃないですからねぇ…

 何にせよ、「財政難を踏まえ、多角的な視点からバランスよく熟慮し、国民にわかりやすく説明する」と政府に要求していながらこんな偏った一方的な視点で、しかも不明瞭な点多々の分かり難い説明の社説を掲載しておいて何を言っているんだって感じですよね、朝日は。
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こんにちは。初めまして。
戦闘機3機種で260…というのは変ですね。
あまり組織のことは知らない私ですが、F-15が200機強(203でしたか?)、F-2が90機くらいということは知っていました。それだけでも290くらいなのでおかしいなぁと思います。
F-4については殆ど知らないのですが、練習型というのはあるのでしょうか?F-2であればF-2Bは複座で練習型があるのでそれを戦闘機としてカウントしていないのか、でも武装すれば戦闘は可能だし…と考えればキリがないのですが変な話には変わりないですね。
また40機で1兆円、1機あたり250億円というのもかなり高額な気がします。F-22より高性能で更にまだ生産が安定しない初期の価格くらいであればまだわからないでもないですが…。すごい報道ですね。
ところで中国の殲20の機首まわり(上から見たエアインテークとか)ってF-35に似てないですか?私だけでしょうか?長々と失礼しました。
[ 2011/05/09 20:15 ] Beluga [ 編集 ]
 桁間違いって朝日は割と珍しくないんですよね。

 軍事と歴史が絡む話題の時だけは(笑)

 以前記したデモ参加者の数字などもそうですが、都合の悪い数字は過小に、都合の良い数字は過大に間違えるのが朝日のクセなので、今回の機数と価格もその傾向が出ているんじゃないかと。

 殲20に関してはステルス戦闘機ですから、製造時期が同じ位である以上ある程度はデザインが似るんじゃないでしょうか?
[ 2011/05/09 23:09 ] folke [ 編集 ]
初めまして。

朝日新聞が軍事で疎い点があり偏った記事を出すのは以前からあったことですが、
この朝日新聞の主張も半分くらいなら当たってると思います。

戦闘機にステルス性を求めると機体性能や搭載武器に制限を付けることにつながるので、
例えば国産空対艦誘導弾XASM-3のような大型の兵装を使おうとしたら、
ステルス性が下がることを前提とした運用をしないといけない、
ということが考えられます。

ならばステルス性はそこそこで妥協してカウンターステルスを持つ戦闘機を作ろうという
流れが出てきています。
カウンターステルスがあればステルス戦闘機にもある程度は対処できる上、
兵装はステルス機ほどの制限は受けないため充実しやすいというメリットがあります。

ですが、ステルス性があれば空対ミッションで優位性を取れるのは確かなので、
防衛省でもステルス戦闘機(i-Fighter)の研究開発を行おうとしてます。

ステルス戦闘機とカウンターステルス持ちの戦闘機、
どちらを選ぶかは、今後の日本の国力(技術力と工業力、財力とか)次第ではないでしょうか?
[ 2011/05/17 17:47 ] グラハム [ 編集 ]
 F-4の後継機ですから、国産のミサイルが使えるほうが望ましいのは当然ですが、別にステルス機だから翼下の武装がダメってわけじゃないですよね?

 事実、F-35は胴体内以外に翼下に大量の武装を吊り下げ可能で、巡航ミサイルであるストーム・シャドウが装備できるなど、ステルス機能に加えて任務に応じた武装の柔軟性を持っている点が、幾つもの問題点を抱えながらも未だに本命視されている理由だと思います。

 それにXASM-3は元々F-2用の装備ですけど、それ自体の形状を工夫してステルス性を持たせていますので、むしろ相性はF-2よりステルス機の方が良いかと。

 まぁ何れにせよ、「どちらを選ぶかは、今後の日本の国力(技術力と工業力、財力とか)次第」のお言葉通り、どのような機体を選ぶかは国力の問題と、それから必要性の問題(近隣国の軍備状況、今後の予測など)、この二点を勘案した上で日本の防衛力として相応しい機体を選ぶことが一番大事なのではないかと。

 朝日の社説は、数字上の出鱈目に加えて、そこが大きく欠落しているんです。

 もっとも、国防なんて概念を持たない会社ですから当然と言えば当然ですが…
[ 2011/05/17 21:48 ] folke [ 編集 ]
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