徒然な日々に

その日の個人的出来事や、見たニュース、記事から思った事、感じた事を徒然と…
12月16日(木)

この国から自由はなくなるのか? 

15日付けの共同通信の記事から

出版倫理協議会が抗議声明 都の性描写規制条例可決で
 日本雑誌協会などでつくる出版倫理協議会は15日、過激な性行為を描いた漫画やアニメの販売を規制する東京都青少年健全育成条例改正案の成立について「まともな議論も経ないまま可決に至らせた行為は暴挙」との抗議声明を出した。
2010/12/15 16:41

 ついに成立してしまいましたね。

 無理が通れば道理が引っ込むと言いますが、まさにそれです。

 そも、もし都が本当に道理を持ってこの条例案を提出し、己の信念に従って議員が可決させたのであれば、このように大規模な反対活動は起きていなかったでしょう。

 ですが、記事にあるように当事者との話し合いそのものを拒絶したり、特定ジャンルだけを狙い撃ちにし、制定者が関与しているジャンルを例外扱いするなど誰がどう見ても道理を欠いた良識の無い振る舞いですし、可決の決め手となった民主党議員らは、PTAらの票田欲しさに態度を変える始末…

 何故現実に弄ばれている未成年を見捨て、一方で被害者そのものが存在しない架空のものに現実の法令を無理矢理当て嵌めて規制をかけるなど意味不明の行為に及ぶのか?

 先般、言い掛かりをつけてきた輩は反対している側に利害関係があるからだと述べていましたが、それが何ら根拠の無いものであるのは記した通りです。

 一方、今回の条例可決によって書籍の検閲を行う必要が都には出てきたわけですが、その部署及び人選、そしてそこに投じられる金は何処からでるでしょう?

 当然ながら、制定に関与した警察の人間らによる天下り部署が都の組織として作られ、都民の税金から給与や退職金がどんどん連中に流れ込むでしょうね。

 それに対して出版社や印刷所などは都から撤退し、周辺の県に移る可能性があり、秋葉原や池袋の衰退やコミケの都外への移転などなど、税収面で大きな打撃が出る可能性があります

 現在の石原都都政による振る舞いは例えるならば北朝鮮のそれと同質で、自分のかざす一方的価値観、つまりは偏見に根付いた差別的な正義を押し付け、従わせようとしているのであり、それに対し反発が起こるのは必定ですし、北が兵糧攻めされているのど同様に、アニメフェアへの出版業界によるボイコットなどが起きているわけですが、このまま傲慢な態度を続ければ上記したような流れもどんどん起こってくるでしょう。

 わざわざ酸素の無い汚泥に塗れたドブ川住まずとも、隣にある清流へ移れば良いだけなのですから。

 ハッキリいって都知事らによる今回の暴走劇で利益を得るのは警察官僚などの役人らだけであり、出版業界や購読者だけでなく、都民も大きな被害を受ける可能性が十二分にあるわけです。

 また、慎重な運用などと何の保障にもならない付帯条件での可決でしたので、このような暴走をしている都知事らがその面子を潰した出版業界に対して、報復を目論んでより強硬な対応を取る危険性もあります。

 以前にも記したように権力者側がその気になれば、制定と運用が己の自由に出来る以上、幾らでも法の拡大解釈による悪用が可能であり、憲法で保障された表現の自由を権力者の恣意的判断で規制出来るこの条例は存在そのものに矛盾を孕んでいます。

 一都民として私はこういう諸々も懸念もしていたんですが、自分達が正しい事をやっているという幻想に取り付かれた愚か者には理解できず、とうとう下種の勘繰りまでされましたよ。

 何だかこの国は民主党政権下になって以来、どんどん社会主義になってきていますね。

 言論の自由、報道の自由と政府によって規制され、そして今度は表現の自由が都で規制され、一方で権力者らはやりたい放題…漫画一つ読むのに権力者の顔色を伺い、後ろ指差されながらでなきゃならんなんてご時勢とあれば、そりゃあ若者がこの国で夢も希望も抱けないのは当たり前ってものです。

 台湾で規制によって漫画文化が衰退した話なども最近では出ており、台湾の例やゆとり教育などの失敗をまたも繰り返し、取り返しのつかない事になるだけじゃないのかと思いますよ。

 ガジェット通信『東京都青少年健全育成条例ついに可決! 可決されたあとに起こりそうなことを大胆予想』
 http://getnews.jp/archives/89064
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