徒然な日々に

その日の個人的出来事や、見たニュース、記事から思った事、感じた事を徒然と…
02月07日(日)

村上の偏向思想の実態 

 村上龍の話す元気についてですが、そもそもこれを取り上げたエントリ『村上龍&延江浩のイカレタ言い掛かり』でも記したように、「元気」という何気ない日常語に対して過剰と言うか異常な反応を示し、バッシングのみならず政治家(もしくはその選挙ポスター)への害意を仄めした犯罪者予備軍の異常性と村上の物書きというには余りに愚かしい感性を明らかにする事が目的でした。

 さて、コメントをくださった原聖氏は誤解されているようですが、村上龍と延江浩は元々政治思想が反自民であり、森田知事に対するバッシングも彼が自民党の人間だったからであって、マスメディアに対する批判云々と言うのとは違うと言えるでしょう。

 そして、一方でこの二人組みが民主党には強いシンパシーを抱いている事も言動の端々から出ています。

 先程も書きましたが、「元気」と言う言葉に両人が過剰反応して危害を加える事を嬉々として仄めかしているくだりはまさにそれ(反自民・親民主)をもっとも表現したものです。

 例えば、村上龍が必死になって先月の同ビデオで擁護していた小沢などはかつて自由党で「日本一新」をキーワードに、「旧体制」と書かれたロボットに体当たりをしたり、国会前でアップで力強くキーワードを唱えたりと、己の「元気」ぶりを人一倍強くアピールしてきた政治家です。

 「40過ぎになって元気だよとか、バカじゃない。おかしいもん」「元気って走り回らなければならない」

 本当に村上龍が心からそう思っているなら、まさにそういうアピールを全国ネットでやっていた小沢などはそれこそ、「バカでおかしい40過ぎた人間」に認定すべきだと思いませんか?

 しかし、実際には小沢をバッシングするどころか庇い、カンブリア宮殿(1月放送)などは、小沢のアピール番組として必死になってヨイショをしていた。

 それに何より、「元気」なんてのは経済が少しでも悪化した時に政治家がよく口にするキャッチフレーズのひとつに過ぎません。

 その証拠に、民主党だって選挙の前も後もこの国を「元気」させますと繰り返し繰り返し主張しています。

 以下の2つのアドレスは民主党HPに掲載されているその証拠です。

 『元気な日本への立て直しに向け民主党に力を 菅代表代行 山口で訴え』
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=13075

 『「国民を安心させ、元気にさせる予算を」与党3党の幹事長が予算重点要望を政府に提出』
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=17453

 無論、国会でも民主党は使っており、2月2日の参院本会議でも輿石参議院議員会長が与党代表として演説をした中で「子どもを元気に、地方を元気に、地球を元気に、今年はこの『三つの元気』を取り戻す一年にしよう」などと、幾度も幾度も繰り返し使っていました

 『【参院本会議】『出番』と『居場所』のある社会実現に全力尽す 代表質問で輿石参院議員会長』
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=17650

 もし本当に「元気」をアピールするのがおかしいバカな人間のやることならば、現在それを必死にやっている政府・与党などは総じて大馬鹿者の集まりと両人は批判して然るべきとは思わないでしょうか?

 尚、同エントリは昨年4月ですが、上記したように民主党は与党になる前、2008年頃にだって代表代行と言う幹部が「元気」をアピールしているのですから、敢えて森田知事や自民党議員だけをあげつらって扱下ろし、一方で同じ事を言っている民主党は一切スルーし、更に堂本暁子と言う民主が支持する知事を庇っている以上、政治的な意図を持って差別的な対応をしていると言われても反論の余地はありません。

 この際だから書いておきますが、民主党のHPのニュース記事を「元気」で検索すると2月7日0時時点で249件も出てきます

 中には同じ与党の人間の弁なども混じっていますが、小沢や岡田といった代表経験のあるような幹部による発言も載っています。

 このように、共通で使っている言葉に過ぎないのに、個人の政治思想で特定の相手を貶める為に公共の電波を使っているのがこの二人組みなのであり、だからこそ私は非難をしているのです。
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確かに偏ってますねー。
一応・・・一言だけとはいえ、民主の菅のことも馬鹿にしきってますけどね。 http://bit.ly/cb9Agb 3:00-3:20です。加えて現政府の曖昧な態度にも批判を。NYタイムズには選挙後「誰も期待してない」という意味の寄稿をしています。要するに、基本的には政治のシステム全てを批判してるんですよ。
70年代から世界中で国家の枠組みが薄れる中で各国政府は党に限らず必死に国の一体感を保とうとしていますけど、日本ではよく「もっと元気に~!」という言葉を使って無理矢理まとめあげようとしますよね。森田はイメージ戦略上、元気さが一番の売りだったのでうんざりです(私も有権者でした)。各党が社会の問題を曖昧にして誤魔化すために使うのも吐き気がします。
二大政党制になると、政治基盤が多様なアメリカと違って、均質な日本では中位投票者定理が強く働いて二党の政策が極端に似通ってきてくることを、大学で習いました。そんな状況下で政治に期待することが間違いだと思ってます。
[ 2010/02/07 21:46 ] 原聖 [ 編集 ]
前回、村上氏はマスメディアを批判してるとコメントして、今回、政府のシステム全体を、と書いたので、村上シンパが擁護のために微妙に言う事を変えたとお思いになるかもしれませんが、現状ではマスコミも政府のシステムの一部と見て構わないと思います。
村上龍は「愛と幻想のファシズム」のあとがきにもあるように、一貫して、システムと呼ばれるものに対する憎悪と不信を持ち続けてます。要は、制度に組み込まれることを好むか嫌うかで村上に対する好き嫌いも分かれるんじゃないでしょうか。
[ 2010/02/07 22:54 ] 原聖 [ 編集 ]
 まぁ、どちらかと言うと民主党シンパと言うよりも小沢シンパと言う方が村上龍をあらわすには的確かもしれませんね。

 それにしても、1月13日の『龍言飛語』Vol147「名護市長選と普天間基地問題」ではのっけから延江と元気ですだのどうのってやりとりしてますね…40過ぎた人間が元気ってばかなんじゃなかったのかよ、そういう人間はどうにかしてやりたくなるんじゃないのかよと…

 いやはや、本当に軽薄な連中だと言うのが私の感想です。

 私は東京の人間なのでタレント知事と言うものに対して経験的に良い認識は抱いていないのですが、しかし、橋下知事のように大蔵省出身のエリート官僚がダメだった財政再建を見事にやってのけた例もある(実績があるだけに先月の読売によれば支持率は8割超だとか)ので、村上龍のように行動や結果などの現実を見ないで観念的に好き嫌いを言い、そのダシとして言葉狩りみたいな真似を公共の電波を使ってするのは論外だと思っています。

 ここみたいな名もない個人ブログで個人的な好悪や印象を述べるのと、己の番組まで持つ著名な作家が公共の電波を使って発言するのとでは影響力が全く違います。

 県知事本人に対しての良し悪しと言えば私も言わずもがなですけど、問題なのはあくまでも村上龍個人の偏向した思想に基づいた現知事や自民党議員への明確な差別という点です。

 何もしなかった人間は庇う一方で、これからしようという人間を公共の電波を使って貶めるって…それこそ妨害で何も出来なくなるってものじゃないのかよと。

 それと、確かに菅直人の事は映像を見る限り嫌っている様子が良く分かりますね。

 村上が小沢大好きだからかなというのは、(犬猿の仲だから)菅はダメと言うのは邪推ですかね?

 そして、村上の判断基準が制度に組み込まれることへの好悪と言うのならば、この発足から5ヶ月ほどの鳩山内閣を実質操ってきた人間に対する入れ込みっぷりの異常さが納得しかねるんですよねぇ。

 実際問題、自らはマスメディアを使って小沢をヨイショする番組制作をしているような人間がマスメディアを嫌いですなんて態度をとっても白けるだけですし、普天間基地の問題に対する認識など、現実を何も把握しないで出鱈目を平然と吹聴する自分を棚に上げながら日本の報道のあり方がどうだなど、笑止千万です。

 沖縄に海兵隊の基地がある事を何で米軍が望んでいるのか、せめてその位は事前に調べてから口を開けと言いたいですよ。

 小さい基地だからグアムへ移っても大丈夫だとか、先日の予算委員会での石破議員の質問などを見せてやりたいです。

 村上龍はむしろ、政治信条などの一貫性を持たない人間であり、己の他人へ対する好き嫌いで態度がコロコロ変わるという方がすんなり来る気がします。
[ 2010/02/08 00:27 ] folke [ 編集 ]
 な・る・ほ・ど!おそらく村上は小沢が大好きですね。というのも、制度を憎む人が、制度をぶっ壊して新たに創ろうとしてる人に魅かれるのは、逆に自然だからです。
[ 2010/02/09 22:33 ] 原聖 [ 編集 ]
 問題は、目指す方向はどうあれ、変革する気概がある人が小沢ぐらいしかいない(ように見える)ことです。私も本来、小沢のことは古臭くて大嫌いなはずなんですが、破壊者が他にいないために心情的になんとなく応援してしまうのです。小沢が他のスターを潰している、またはメディアが偏向してるせいかもしれません。
 カンブリア宮殿に関して。経営学など社会学系の学問は、既に成功している人や過去から現在の事例の分析が基本であり、科学ほど新たな創造や未来予測が重要ではありません。政治の分野の直近の成功例として民主党を取り上げるのは自然です。ただし、谷垣や麻生を呼んで自民党の敗北原因を徹底解明する番組を作っても面白いですね。来るかは分かりませんが。メディアに露出させてあげるだけでもヨイショすることになりますが、私は現政府が具体的に何を変えているのか分かって面白かったです。小沢の1回目の出演時は政権取ってなかったので、そっちはもう完全に村上の好みですね(^^;)
 森田に期待するのはあまりにも時間の無駄かと・・・(笑) おっしゃるとおり、橋下は選挙時に不当に叩かれたことにもめげずに実績を残しました。しかし、東国原は特産品の売上を伸ばしただけのようです。
 私は、政治信条以上に人を優先する方が小説家として正しいと思います。また、政治信条の価値をあまり信じておりません。常に政治的動物である必要があるのかな、と思ってしまうのです。例えばカンブリア宮殿に関しては、政治的公平性よりも、制作者・視聴者双方の好奇心という人間の別の側面が優先されているとも取れます。
 1月13日のビデオはこれは・・・!!軽薄だ・・・!!
[ 2010/02/09 22:38 ] 原聖 [ 編集 ]
 村上は佐世保育ち全共闘世代なので米軍にはなるべく出て行ってもらいたいでしょう。(私は、長期的には徐々に米軍を自衛隊に入れ替えることができないかなあ、などと思ってます。) 厳密には、「マスコミの非は基地が必要か否かに関する情報を伝えないことにある。もし仮に不必要なら出て行ってもらおう」という論法なので、願望は多分に混じってますが、推測は吹聴していません。また一方で、「アメリカは大して怒ってない」という推測も語ってますが、村上は、アメリカが日本のことを考える度合い以上に、日本人が暴力男に惚れちゃった女みたいに過剰にアメリカを意識しすぎてることに対して昔から憤っており、主にそこを指摘したいのでしょう。
 何回も連投すみません。なにが禁止キーワードなのか分からなかったもので分割しました・・・。失礼しました。
[ 2010/02/09 22:43 ] 原聖 [ 編集 ]
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[ 2010/02/09 22:50 ] [ 編集 ]
 小沢の場合、権力と金を求めて、そのためになら手段を選ばないだけとしか私には思えません。

 自著や公演で述べるような気概や信条とは裏腹に、外国人参政権の問題を日本では議論すらせずに隣国で勝手に約束するなど、本気で日本や日本人の事を考えているとは到底言えませんし、現在進行形で侵略や虐殺を行い国際的非難を浴びている人民解放軍の野戦司令官だ、日本を解放(侵略)するだなんて述べるなど、到底マトモな思考の持ち主じゃありませんもの。

 政治とカネの問題にしても政党助成金を解散時に合法だからと言ってほぼ全て懐に収めるなど税金の私物化もしていますしね。

 因みに、東国原知事に関しては私も知事としての能力に以前から疑問を呈していました。

 テレビに盛んに出るなどして特産品の売り上げに貢献したと言う意味では成功なのかもしれませんが、実際にその政治がどうであるかは橋下知事のように情報が入ってこないので何とも言いかねますが…

 村上の小説家としてのあり方という問題であれば、それを小説家として、自らの書として表明するのであれば別に何の問題も無いと私も思います。

 これには村上龍と言う私的な部分が内包されるからであり、見た人間もこれは村上龍個人の考え、意見の表明と捉えるのが普通でしょう。

 しかし一方で、テレビなどの公的な場における司会者やコメンテーターという中道であるべき立場の人間による言動と言うものはまた別格のものと見るべきではないでしょうか?

 そこには「情報伝達者」と言う公的な側面があるのですから、村上龍のように何ら情報に裏打ちされた事実が無いままに偏見に満ちた私見を述べても、知らない人間はそれが真実であるかのように受け止める危険性があり、そうなればもはやそれは世論誘導になってしまうのですから。

 ニュース番組などがネットで叩かれる時は、大抵の場合これを出演者や番組がやるからですよね?

 そして最後に原聖氏の米軍と自衛隊の入れ替えという話ですが、理想論ではありますけど、実現は政治的にも能力的にも金銭的にも不可能な問題でしょう。

 海兵隊の問題は日本一国の問題ではなく、同じく米国と同盟国である韓国や、準同盟関係とも言うべき台湾などの問題も絡んでいますし、米軍を自衛隊に入れ換えると言う事は自衛隊を在日米軍と同程度の規模にまで拡張せねばならないという話です。

 因みにそれには人員をあと4万人以上、戦闘機や攻撃機などを約200機、場合によっては空母2~3隻の保有(無論その護衛艦艇も必要)などまで勘案せねばならないのですから、一長一短に出来るものではありませんし、そこまでした場合の防衛予算に至っては現在の倍でも足りないかもしれません。

 何せ米国の軍事予算は日本の凡そ12倍程(日本が5兆円程なのに対し、米国は凡そ64兆円だそうです)と言う文字通り桁違いの規模ですから、その在日軍だけとは言っても並大抵のものではりません。

 ましてや先程書いたように米軍を追い出すならば、代わりに日本が極東域でのプレゼンスを確保して韓国や台湾の問題に関与せねばならなくなるのですから、憲法や自衛隊法の改正など様々な問題を抱え込まねばならず、相応の覚悟も必要になります。

 確かに米軍は冗談でもよき隣人、或いはよき伴侶に例えられるような存在ではありませんが、自国や隣国が受ける脅威に対して独力で戦い抜く気概、覚悟をを国民が持ち合わせていないのですから、米国との相互に利用し、利用されの現状を維持するのが様々な意味でベターな選択でしょう。

 尚、禁止ワードやコメントの承認に関しては、スパムなどがコメント・トラックバックともに一時期余りに酷かったので、その対策用に入れてあります。
[ 2010/02/10 03:10 ] folke [ 編集 ]
なるほど、政治的立場を持った人間と、中立であるべき人間がいるということですか。本音ではどんな考えを持っていたとしても、司会者や番組が偏っていてはいけないと。さらに、ネットで個人的に情報を発する場合にも、嘘はもってのほかで、さらに視聴者・読者の思考を誘導するのもなるべく意識して避けるべきだと。納得です。
アメリカ一国で世界のGDP(ドル換算)の1/4、軍事予算の45%を占めています。BRICsが伸びてくると単なるGDPの差だけではなく、ドルが世界を支配できなくなるので、現在の経済的な優位を維持するのが一気にキツくなるはずです。将来的には米軍の海外展開は今よりもさらに縮小されるでしょう。日本人の覚悟以前に、あっちの事情で縮小される可能性が高い。今まで求められもしないのに一生懸命尽くしてきた日本人は「捨てられた!」と激昂して反米に走るでしょう。
フィリピンの南沙諸島を見れば分かるように、中国に対する牽制は常に必要です。もちろんロシアもですね。反米に走ったり動揺してる暇なんて全くないので、「捨てられる」前に自分から覚悟を決めなきゃなあ、と思うんです。その点で現状維持はベターではないと思います。
[ 2010/02/11 15:27 ] 原聖 [ 編集 ]
 無論、アメリカにはアメリカの都合がありますので何時までも同じであるとは限りませんが、BRICsの伸びについて「はず」と自身書かれているように憶測の域を出ないものなんですから、論拠の足りない「たら」「れば」で米軍や日本人の将来像を論じるのは意味の無い事でしょう。

 実際、米軍の軍事費は減るどころか毎年伸びています(今年が3.4%、昨年が4%の増加)し、BRICsの伸びにしても、例えば中国は食品問題で死者や重傷者を幾人も出している為に世界中で忌避され始めていますし、コストや品質に問題を抱えて生産拠点としても旨味が無くなり、インドや東南アジアなどへ工場の移行が始まっていますので、上海万博後も現在の伸びを維持できるかに私は強い疑問を抱いています。

 スリム化そのものは米軍にとっても必要ですから促進されるでしょうが、それと民主党政権の如く必要なものまで切り捨てるというのはまったく別であり、ここまで普天間問題が拗れているのも村上龍の妄想とは異なり、沖縄に海兵隊がある事に相応の意味があるからです。

 以下のアドレスを読んで下さい。

 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100211-OYT1T00731.htm

 米軍を追い出して日本がその役目を背負うと言うのはまさにこういう事態が起きた際、米軍の代わりに対応をすると言う事ですが、そんな事は日本には無理ですし、米国や韓国もそんな事は望みません。

 私はいざと言う時に米軍が腹を据えて日本の為に最後まで血を流す覚悟があるなどとは思っていませんが、少なくとも最初から逃げたり、適当にお茶を濁して終わりと言うのは安保や世界の警察と言う自負が彼らにある以上、簡単に出来はしないと思いますし、利用できる有効な力があるならばそれは徹底的に利用するべきだと考えます。

 先の大戦で思い知らされたように米国の国力は日本の比ではありませんから。

 だからといってそれに胡坐をかかず、日本人が自ら覚悟と備えはすべきと言うのはまったくもって同感ですが、実際にそれをやるのが難しいのもまた現実です。

 以下のアドレスを読んで下さい。
 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100211/plc1002110255005-n1.htm

 この国が如何に内憂外患と言う言葉に相応しい状態であるかを、石垣島の例を挙げて櫻井氏が語ってくれています。

 私は当時から事件の存在を知っており、妨害活動を行うだけでは飽き足らず、平和を口では唱えながら実際には相手が反撃しないのをいい事に暴力まで振るう左翼の存在に強い嫌悪を抱いていましたし、中国が狙う沖縄がそんな現状にある事に深い憂慮も感じています。

 もし安保破棄による米軍撤退、穴埋めの為の自衛隊拡大というような状況になれば中国や北は勿論ですが、韓国や米国、ロシアなどだって日本に対して強い警戒感を持ちますし、それを実際に口や態度でも示してくるでしょう。

 国内の左翼もその声に迎合して妨害活動を展開する事は櫻井氏の記事を読めばお分かりでしょう。

 予算と言う金銭の問題を抜きにしてもこれだけ問題があるのに、それでもこのような事態を打開する方法があるというのならば、それは確かにより良い代替手段があるのだから私が言う現状維持はベターですらないと言えるかもしれませんが、原聖氏にはそのような方法が思いつきますか?

 何せ革命とも言うべき規模の国内変革と、それでいて他国にその変貌への危機感を抱かせない外交と言う相反する命題をクリアせねばならないのですから、少なくとも私には思いつきません。

 故に、現在日本が選べる選択肢の中で最も金が掛からず、最も周辺国との外交関係を悪化させず、それでいて安全保障を維持できるのが日米安保と言う現状維持だと私は言っているのです。
[ 2010/02/12 00:37 ] folke [ 編集 ]
桜井よしこ氏の記事の最後ですが、あたかも日本に軍事的な主体性があるような口振り(「中国にきちんと物を言うことが~」)に強い違和感を抱きました。日本と韓国はアメリカの軍事的属国であり、核も含む軍事的な面での主体性は完全に剥ぎ取られています。記事内では日米安保を緊密にすることであたかも日本がその主体と意志とで中国に物を言ったことになるという幻想が働いています。もし安保を緊密にすることが中国に対する牽制になるとしても、客観的に見れば日本と韓国は主体を放棄してアメリカに従っているだけであり、中国に物を言うのはアメリカです。日本とアメリカが全く同じ軍事的意志を持っていてたまたま経済と軍事で分業しているだけだ、とすればいちおう主体を放棄していることにはなりませんが、それは同化であり、似たようなものです。繰り返しになりますが、現状では(軍事的には)日本に主体はありません。ゼロです。軍事力がないという意味ではなく、軍事を考えるときに「日本」という主体は地球上に存在していません。筋肉だけは隆々としたゾンビみたいなものです。よく、世界で大変な問題が起こっているのに米国と揉めている場合か他の先進国に馬鹿にされるぞ、という論調で安保を支持する方がいますが、もともと存在していない国家主体を誰が気にするというのでしょうか。
素人が自分が寂しいからって国と自分を重ね合わせて慰めてるんだな、などと思わないでください(笑)国家主体や外交が軍事だけだとも思っていません。ただ、folke氏は「変貌」や「悪化」という言葉で外交関係を危惧していらっしゃいますが、軍事に限れば、今までは関係が存在すらしていなかったのではないでしょうか。日米安保の段階的破棄(あるいは属国から同盟国へ)とは、フィールドをふらふら歩いていたゾンビが徐々に目を覚まして人間に戻るようなことだと思います。今まで存在を意識する必要すらほとんどなかったのに警戒すべきプレイヤーの一人になる。
また、アメリカを徹底的に利用すべきとおっしゃいますが、他者の力を利用することと自立する覚悟は決して両立しないと思います。一見、可能に思えますが、自分の意志で力を振るえない国の人間が国際関係や自国の立ち位置を考え続けるのは不可能です。人間の性としてどうしても興味を失ってしまいます。現在の日本人の異常な海外音痴振りは、堕落して胡坐をかいているのではなく、必然だと思います。もちろん自立しても力を振るうべきではないと私は考えています。
自立と言っても短くて50年はかかる気がします。しかし、いつか始めるとして今ではいけない理由をお聞かせ願いたいです。あるいは、日本は軍事的属国などではなく、主体性もちゃんとあるので、永遠にこのままでよいとお考えでしょうか。
それにしても左翼はクズですね・・・初めて知りました。他人を見下すと自分も馬鹿になるので避けたいのですが、さすがに・・・。
論拠もなしに長々と失礼しました。しかし、あたかも「日本」という主体が存在しているかのような錯覚をしている論については他にも多々思い当たるところがおありかと存じます。また、主体とかプライドといった問題ですので、抽象的な取りとめのない内容になってしまったことはどうかご容赦ください。
[ 2010/02/12 18:29 ] 原聖 [ 編集 ]
 「いつか始めるとして今ではいけない理由」とは、私の記述には無い随分と極端な物言いですが、原聖氏の弁の問題点はそれが現実を無視した理想論であり、現実的に不可能だからという事を具体的な理由を挙げて先のコメントで書いていますよ。

 繰り返しになりますが、現在の日本では自衛隊に在日米軍を代替できる能力が、人員、装備、予算、法律などあらゆる点で無いし、それを可能にする為の予算のあても法律を改正する意思も現在のこの国には無い。

 ご存知だと思いますが、自衛隊は周辺国が軍事費を増大させている中で唯一防衛予算が毎年削減されています。

 当然ながら人員もそれにあわせて縮小されていますし、現政権与党である民主党に至っては拡張どころか更に防衛費を5000億も削ってやるぞと野党時代に息巻いていました。

 そんな中で兵力4万、戦闘機や攻撃機だけで200機、原子力空母を中核とする機動部隊などの在日米軍戦力を自衛隊が補完するなど夢物語もいいところですし、台湾や韓国などで有事が起きた際の米軍に代わる支援などに至っては言うまでもありません。

 軍事上の主体性、つまりは軍事において対等にモノを言える関係を作るには、軍事上の立場をまず対等にせねばなりません。

 米国抜きで日本がそれを実現するだのとなれば、軍事力強化は必須であり、その為には他国を攻撃できる空母や長距離ミサイルが必要だぞ、いやいや原潜や爆撃機が必要だぞ、と次々エスカレートし、結局最後は核を持たねばならないと言い出さねばならなくなるのがオチでしょう。

 何せ日本の周りには米露中北と核保有国が取り囲んでいますが、日本は専守防衛を掲げているので核どころか弾道ミサイルや巡航ミサイルすら持っておらず、他国にしてみれば防御力は高いけど攻撃力はゼロと言う日本など何ら脅威を感じぬ相手であり、軍事的に対等な相手とは誰も看做しません。

 噛み付けないスッポン、或いは鋏のない蟹を怖がる理由など何処にもありませんよね?

 日本の場合はそのゼロである攻撃力を補完する存在として米軍を使っているのだとまずは理解せねばなりません。

 その上で原聖氏の言う形の主体性を実現するには、まずは攻撃力を自前で中国と対等に言い合えるレベルまで持つと言う事ですよ?

 何千発もの弾道ミサイルや500発以上とも言われる核弾頭、攻撃型原潜などに対抗する戦力を持つ事が本当に日本に必要でしょうか?

 また、今の日本にそれが可能でしょうか?

 それこそ核拡散やら地域の不安定化などの問題を引き起こすだけですし、何よりもそれを為すには莫大な国家予算を防衛費に毎年割かねばならなくなります。

 大日本帝国時代みたいに平時であっても国家予算の3~4割程度を割くのはむしろ当たり前と言うような状態になってこの国が持つと思いますか?

 現状では日米地位協定の改定など、関係性の見直しというレベルが現実的な限界点でしょう。

 出来る事と出来ない事をちゃんと見分けて、その中でやるべき事を一つ一つやるのが肝要だと思いますよ。
[ 2010/02/13 02:30 ] folke [ 編集 ]
 申し訳ありません。folkeさんの記述を無視して理想ばかり語ってしまいました。ただ、日本における右と左の対立は、「本当は主体が存在していないのにアメリカと同化することであると思い込む」側と「主体がないことに耐え切れずに無理矢理に主体を作り出し意見表明をしようとしてヒステリーを起こす」側の対立であり、議論の前提として事実認識が違うために全く噛み合わないのだと気付きまして、どうしてもそのことをお伝えしたく、つい熱くなってしまいました。
 そうでした。米軍を追い出すとかヒステリックに叫ぶ前に、関係性の見直しなどの基本中の基本を考えるべきでした・・・(汗)そうしないとおっしゃる通りかえって最悪な結果を招きますね。
 具体案について一つ。台湾人は大陸に100万人居住しています。中国のエレクトロニクス産業の50%は台湾資本で、台湾から中国大陸への累積投資額は1000億ドル以上です。もし、海峡の軍事的な緊張が高まって、台湾資本の引き揚げることになった場合、中国の経済のダメージは計り知れません。中国はずっと台湾を脅していますが、人と経済の繋がりが歯止めをかけています。超長期的に日本の自立を考えるならば、同じやり方をすれば、軍備拡張はすれど核を持つところまでは行かずに済むのではないでしょうか。まあ理想論ですが(汗)他にもこうした大規模な民間外交で緊張を緩和する手段は多々あると思います。
 拙い理屈にお付き合いくださり誠にありがとうございました。いろいろ気付けておもしろかったです。
[ 2010/02/13 13:10 ] 原 [ 編集 ]
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