1日付けのYOMIURI ONLINEのニュースから
| 南方で捕虜死亡の日本兵6千人リスト、埋葬地など記載 |
太平洋戦争で捕虜となった後に死亡した日本兵ら約6000人の氏名、埋葬場所などを記したリストが米国立公文書館で確認された。
NPO法人「戦没者を慰霊し平和を守る会」(佐賀県)の依頼を受けた調査会社が見つけた。
埋葬場所は米ハワイやインドネシア、フィリピン、インド、沖縄など広範囲にわたり、遺骨の特定が進んでいなかった南方の戦域での遺骨発見や人物の特定につながる貴重な資料となりそうだ。
発見されたのは、米国の戦争捕虜に関する情報機関が1952年3月に作成した「日本兵捕虜死亡者リスト」。計約400ページで、日本の軍人、軍属について、一部重複の可能性があるが、5979人のローマ字表記の氏名、所属階級、捕虜番号、死亡日、死因、埋葬場所の墓地名が記されている。
同会は戦没者の遺骨・遺品収集と遺族への返還をボランティアで行っており、昨年7月、フィリピン・レイテ島のパロ地区の住民から「米軍が日本兵を埋葬した」という目撃情報を得たため、米軍資料の調査などを手がける「ニチマイ」(東京都)に依頼。同社が昨年8〜11月、米国立公文書館でレイテ島の戦闘報告書など数万枚を調べ、リストを発見した。パロについては、墓地の位置を示す地図も見つかった。
同会は今後、リストに掲載された氏名などを会のホームページに掲載して情報を募るとともに、地図が見つかったパロには4月にも訪れ、遺骨の発見を目指す。
厚生労働省は来年度から、日本兵の埋葬場所などを特定できる資料があるかどうか、戦勝国の軍事資料調査に乗り出す。同省は「これまで捕虜の埋葬場所を記した資料を確認したことはない」としている。 |
| (2009年2月1日03時03分 読売新聞) |
バターン死の行進などを大々的に宣伝し、日本軍を散々に残虐だ非道だと罵っていた連合国ですが、この死亡した日本兵捕虜数を見ると、連合国側の捕虜の扱いも決して褒められたものではなかった事がありありと想像できるでしょう。
死の行進での
死亡者数が7000〜1万人程だそうですから、総数ではそれに近いわけですが、戦時中でもなく、日本軍のように食料や医療品、或いは輸送手段などに余裕のある連合国側で何故これ程の日本兵捕虜が死亡する事態が発生したのか?
幾ら連中が
国際法を無視して何年も抑留していたケースが幾つもあるとは言え、その間の病死や不慮の死と呼ぶには余りにこの人数は多すぎるわけですが、その一端を知るのに丁度良い資料があります。
ビルマで敗戦を向かえ、英軍捕虜となった
会田雄次氏が出版した中央公論社中公新書3『アーロン収容所』です。
1962年の出版以来現在(2009年1月に書店確認時)までに89版を数える名著であり、英軍の下での虜囚生活を記したこの書は、如何にして英軍によって捕虜が殺されてきたかについても言及してあります。
例えば同書で特に印象に残る話に、
戦犯容疑で裁判待ちの日本兵捕虜部隊をイラワジ河下流の中洲に連れて行き、そこに閉じ込めるというものがあります。
その中州は潮が満ちると1尺(約30cm)も水没する所で、そこに生息する毛ガニはアメーバ赤痢を持っている為生のまま食べてはいけないと英軍は捕虜に伝えてから、中洲に閉じ込めました。
しかし、元々捕虜どころか自分達の食料さえ満足に得られなかった日本兵がそこで食料を得ようと思ったら毛ガニを食べるしかないのですが、水没するような中州である為火を起こす事も適わず、時間が経てば経つほど飢えが増し、最後には我慢できなくなって次々に生のまま食べ、次々に血便を出し、血反吐を吐きながら赤痢で死んでいきました。
英兵は岸辺で何日も観測し続け、全滅を確認すると
「日本兵は衛生観念不足で、自制心も乏しく、英軍の度重なる警告にもかかわらず、生ガニを捕食し、疫病にかかって全滅した。まことに遺憾である」と上司に報告したというのです。
或いはこれは極端な例だったのかもしれませんが、他にも著者の目の前で仲間が死んでいった話が幾つか掲載されており、同じような差別感を持つ米軍や豪軍などの白人国家が各地で日本兵を捕虜にしていた事を考えると、正義の味方面をして日本を今尚悪し様に罵るこれらの国々の厚顔無恥さに怒りを覚えますね。
アーロン収容所で英軍は
捕虜の食事として砂が混じった最低級の米(酷い時には3割が砂だったとか)を出し、日本軍からの抗議に臆面も無く、ビルマで家畜用として一般的に用いられている食料だから問題無いと抗議を突っぱねたなんて話も載っており、文字通りの鬼畜米英ぶりを発揮していたわけですから、その虐待、虐殺の結果としてこれ程多くの死者を出したのでしょう。
捕虜として望郷の念を抱きながら、遂に祖国の土を踏む事が出来なかった人々の遺骨を連れ帰るだけでなく、
何故踏む事が出来なかったのかも明らかにしなければ彼らを本当の意味で慰霊し、平和を守る事は出来ないのではないでしょうか? それと、こういう事に関して本来なら率先して動かねばならない厚労省や害無省は相変わらず欠片も役に立ちやしないのがは何とも実に呆れるばかりですね。